映画『アミスタッド·ポスター(Downloaded)』の黒人俳優たちがつけた鎖は、小物(模造品)ではなく、実際の使用品だ。 実感させるために俳優たちが 苦労したという噂··· 1839年、米国と欧州諸国は奴隷制度の維持する国と禁止する国も二分されていた。 傾向は禁止方向···アフリカ西部シエラレオネで白人の四柱推命を受けた同族が、まともな人を投網質に生け捕りして白人奴隷商に渡した時代···帆船「ラ·アミスタッド(La Amistad、スペイン語で『友情』)号」は黒人53人を獣のように船に積み込み大西洋を渡った。 鎖に次々と縛って狭いベッドに寝かせておいて、うんちもそのまま包んで、食料は1日1回トウモロコシ粥と水を与えた。 生まれて初めて乗る船なので酔って苦労して反抗すれば殴り殺して海に打ってしまった。 しかし、天祐信条で主人公のシンケイが船員を殺し鎖を緩めた後、反乱で皆殺し船員2人だけを残す。 彼らは船を運航できず言葉が通じないが、故郷のアフリカに行くよう脅迫する。 船員たちは黒人をだまして米国に向かう。 その過程で英国海軍艦艇に拿捕され管轄権のある米国に引き継がれ、全て殺人、反乱疑惑で逮捕され裁判を受けることになるが、ややもすると全て死刑される境遇で起きた米国司法制度による「裁判の話」だ。 問題は船舶積載リストと運航記録簿にはキューバで合法的に売買された奴隷とされていたが、実は偽書類だ。 アフリカから良民を捕まえてきたのだが。 シエラレオネは当時スペイン(エリザベス2世女王)統治時代だったのでスペインが所有権を主張し、米国検察は船員殺人疑惑で起訴するのに青二才だが正義感あふれる「ボールドウィン」弁護士の努力で「奴隷貿易」を断罪し無罪釈放を引き出す。 米国政府は連邦大審院に控訴したが、立派な弁護士の努力で最終勝訴し、生き残った44人が帰郷することで結ぶ。 この映画は最近、大韓民国の大統領政権が左傾化し「一度も経験したことのない国(北朝鮮式社会主義)」で奴隷たち(国民)を死地に追い込むアミスタッド号白人船長と似ているとして話題になる映画でもある。 印象的なのは、米国北部市民の大半がカトリック信者として彼らのために祈り、弁護士も聖堂で祈りと黙想後、最終弁論に出て命を救う場面だ。 南部国民は奴隷制度を維持しようとしてややもすれば内乱が起きることを甘受し「奴隷制度は不法」と判決した大審院の勇気だ。 大審員9人のうち7人が南部出身なのに。 このようなことを見れば、政治的に権力者の顔色をうかがって判決する韓国最高裁判所、憲法裁判所は、米国判事の所信と勇気を見て学ぶ点が多い。
1998年作、スティーブ·スピルバーグ監督。